英国旅行に行くと、その綺麗な街並みに感動して、英国自体のファンになってしまう方も少なくないのがイギリスの魅力です。
街を構成する建築様式や、数多く点在する公園、そして「古さ」が価値になる日本とは全く異なった文化。
重厚な外見がクローズアップされがちですが、ひとたび中に入るとまったく印象の異なるインテリアとなっていることもしばしば。
住宅に関しては、中も外もイギリス人のこだわりは物凄いんです。
そんな英国の住宅事情、気になってしまう人も少なくないのではないでしょうか。
このブログ記事ではそんな人の疑問を解決するマニアックなのに読みやすい3冊の英国の住宅にまつわる書籍をご紹介します。
日本で読める英国のリアルな住宅事情を扱った本とは一体どんなものがあるのでしょうか?楽しみですね!
目次
図説:英国の住宅
まずはタイトルからTHE英国の住宅感があふれるこちらの一冊。
「図説 英国の住宅:住まいに見るイギリス人のライフスタイル」です。
英国住宅の様々なバリエーション、歴史、素材などまでも網羅したまさに決定版の一冊です。
有名なヴィクトリアン様式とはなにか、チューダー様式、はたまたジョージアン様式とは?
アーツ&クラフツ運動に加え、イングランド、ウェールズ、スコットランドにコッツウォルズでの違いなどなど、イギリス住宅にまつわる情報が網羅的に掲載されています。
英国と日本の住宅事情の違いや、ライフスタイルで家を買い替え続ける英国人の文化などにも触れています。
もっとも特徴的なのは英国人特有の「リノベーション」についてかなり深く切り込んでいるところでしょう。
家のメンテナンスは原則自分でするイギリス人を支えるマーケットについても紹介されているのはまさにマニアック。
住まいという観点からイギリスという国を紐解く一冊です。
ロンドンの大人の部屋
実際にロンドンで暮らす大人たちのリアルなお部屋を6つのカテゴリで紹介している楽しい一冊です。
写真ページはほとんどがカラーですし、間取り図がついているのが良いですね。
職業も一般的な中流層を中心にしているのでショーウィンドウのラッパのようなこともありません。笑
ちなみに6つのカテゴリの内訳は下記です。
- アンティーク&モダン
- 心地よいリラックス
- スタイリッシュ
- スイート&ガーリー
- カラフルラブリー
- エレガントスタイル
ほら、見てるだけでワクワクしちゃいませんか?
各ページには間取り図とそれに対応したカラー写真が掲載されているので実際の雰囲気を想像しやすいです。
大切な思い出の品、友達からもらっただけのもの、一目惚れして買ったもの、などなどモノにまつわるストーリーが多いのもイギリス人特有なのかもしれません。
インテリアに加え、イメージしていたことや、これまでのストーリーも紹介されているので本当に読んでて楽しい一冊です。
日本でもできる!英国の間取り
一時期、大ブームとなったのがこちらの「日本でもできる!英国の間取り」です。
多くの書店で注目の一冊コーナーに置いてあったのは記憶に新しいところかなと思います。
その名の通り、15軒もの様々な英国住宅の間取りを可愛らしい手書きイラスト付きで紹介されています。
間取りだけではなく地域ごとのスタイルやイギリスの家の魅せポイントなども。
間取りだけはないのがこの本のすごいところ。
これまであまり取り上げられることがなかったキッチンや、お庭、リビングルームなどもわかりやすいイラストで紹介されているんです。
さらには各住宅に住んだ人たちのバックボーンや購入に至った背景なども掲載されているので、「イギリスではどういった家をどういったステージの人達が購入するのか」というリアルなところも楽しめます。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか。
マニアックですが、読みやすいそんな3冊をご紹介しました。
- 英国の住宅:住まいという観点から網羅的に英国を学べる本
- ロンドンの大人の家:リアルな英国ライフをたくさんの写真で楽しめる本
- 英国の間取り:注文住宅建築時はもちろん、何度読んでも発見がある本
このブログ記事が英国住宅に興味がある方のお役に立てれば幸いです。