味がない、旨みがない、茹ですぎ、塩っ気がない・・・と食べ物については、とことん評判が悪い英国ですが、その悪評を代表する食べ物のひとつが「鰻のゼリー寄せ」ではないでしょうか。
日本でしたら「鰻の蒲焼=高級で大変美味しい食べ物」という認識ですが、そんな鰻をここまで美味しくなさそうにつくるなんて!と、このセンスにただただ唖然とした方は決して少なくないと思います。
とはいうものの、異なる文化で同じ食材を使って調理されたらどうなるのか?気になりますよね。
そんな訳で、このブログ記事ではロンドナーに愛される名店、「M.Manze」の鰻のゼリー寄せをご紹介したいと思います。
目次
うなぎのゼリー寄せって?
そもそも「鰻のゼリー寄せ」という言葉は聞いたことがあるものの、どんな料理かわからない方も多いと思うのでまずはそちらからご紹介します。
「ウナギ」と「ゼリー」っていう単語が一緒になっているのが全然イメージできませんよね。笑
うなぎのゼリー寄せの作り方
- 鰻をぶつ切りにします
- 大量の水とともに茹でます
- うなぎのコラーゲンがお湯に溶け出します
- 冷やすと固まります。
- 完成!
そうです。
これがイギリス迷物のひとつ「うなぎのゼリー寄せ」の正体です。
エム・マンゼ(M.Manze)について
そんな鰻のゼリー寄せや、パイアンドマッシュと呼ばれるイギリスの定番料理を提供しているのがロンドン市内に3店舗展開している老舗食堂M.Manzeです。
鰻に限らず、1902年から地元ロンドンっ子に愛された老舗の味が楽しめる名店です。
M.Manze店内の様子と注文方法
店内は入り口入って右側にカウンター、左側と奥が座席になっています。
混雑時は長テーブルの席では相席することも。
雰囲気としてはまさにローカルの食堂!といった感じでお昼時などの一般的に混雑する時間帯に入ると一気に人が入ってきます。
店内にトイレ無し
ちなみに本店となるタワーブリッジ店ですが、一般客用のトイレがないので注意。
トイレ休憩目的の利用はできませんので要注意。
ジェリーエール(Jelly Eel)は不味い?美味しい?
こちらが看板メニューともなる鰻のゼリー寄せことジェリーエール。
見た目はなかなか衝撃的でちょっとグロテスクですね。笑
気になるお味は…、鰻の風味が香るやや弾力のある白身魚といったところでしょうか。
お魚好きの人なら意外とペロリと食べれるのでは?と思います。
鰻の蒲焼との一番の違いは、そこそこ大きな骨が入っていること。(しっかりとした骨なので注意が必要です)
ソラマメのペーストをつけたり、特製ソースをつけたり…とお店に置いてある調味料で味に変化をつけることもできます。
ちなみにスチームエエル(茹で鰻)なら、温かくゼリー分もほぼ感じないので少し食べやすい仕上がりになってます。
パイアンドマッシュ(Pie and Mash)
さてさてイギリスのガチのローカル食といえば、このミートパイとマッシュポテトをひとつの皿にまとめたパイ&マッシュを忘れてはなりません。
M.Manzeのパイアンドマッシュなら豆のペーストもついてくるので、たんぱく質、炭水化物、野菜(あいまい)を一気に摂れるのが高ポイント。
昼からの観光に向けてガッチリ体力を回復できますよ♪
ちなみに見た目通り、とっても口の中が乾燥するのでコーラなどを注文することをオススメします。笑
M.マンゼの場所、アクセス情報
うなぎのエムマンゼ(M.Manze)はロンドン南部、バラマーケートやタワーブリッジの南側にあります。
タワーブリッジ通り沿い、西側に見える緑色の看板が目印ですよ。
店名 | M.Manze(Mマンゼ) |
住所 | 87 Tower Bridge Rd, Bermondsey, London SE1 4TW |
URL | https://www.manze.co.uk/ |
営業時間 | 月曜日 11:00~14:00 火~木 10:30~14:00 金曜日 10:00~14:15 土曜日 10:00~14:45 日曜日 定休日 |
m.manzeの代表的なメニューと価格
- Jellied Eels(3.65£)
- Steamed Eels(3.65£)
- Pie1 and Mash1 (3.70£)
- Cold Drink (1.00£)
オススメの訪問スケジュール
ロンドンのやや南部側かつ徒歩10分程度でタワーブリッジまでいける距離の立地ということから…
- 午前はビッグベンやウェストミンスター寺院
- お昼にエム・マンゼ(M.Manze)
- 午後のスケジュールに
- ロンドン塔
- タワーブリッジ
- グリフィン展望台
というプランだと効率良く周ることができますよ♪
1 件のコメント